□HSC向け絵本冊子について

絵本冊子『だから大丈夫！～人よりちょっと敏感なあなたへ～』の制作過程や作品への思いを紹介しています。

■絵本を作るきっかけ

私の家族は、私たち夫婦もHSP。そして娘二人もHSCという敏感さん家族です。HSPの気質の中の一つに『他人が怒られていると自分も、さも怒られているような気持になる』と感じる人がいるのですが、次女もその傾向が強くあります。しかし、最近次女がそれが少し楽になってきたとのことで、その訳を聞いてみました。

すると…

・私（後藤）が「次女の気持ちがわかるよ」と言ってくれたことや学校の先生の理解があったこと

・自分の気持ちを冷静に整理できるようになったこと

・友だちが支えになってくれたこと

だったそうです。

この話を聞いた時に思い出したことがありました。それは、私自身がHSPであると知ったことで自分の取扱説明書を知ることになり、生きやすくなったこと。そして実際に私と同じようなHSPさんと出会ったことで、『一人じゃない』と思え、とっても救われた気持ちになったことでした。

そして、きっとこれは大人だけではなく子ども自身でも、このHSCについて知ることは大切なのではないかと感じ始め、そのきっかけになればと絵本を作る事にしました。

■ブラッシュアップを繰り返してできた絵本

絵本を作ってみようか？と想像力を働かせているちょうど同じ頃、上野めぐみさんのKOTOBAスクールという「言葉をつづるとは」「言葉を届けるとは」「思考とは」などなど技術だけではなく、心に関することまで『ことば』という糸口から様々なことが学べる講座に参加していました。その中の卒業課題として、どんな形でもいいので表現をしてみるというものがあり、ここでこの絵本冊子の前身となるスケッチブックに描いた物語が出来上がりました。同期の皆さんからも素敵な感想や応援を頂いて、とっても勇気をいただきました。

また、このスケッチブックの絵を今所属している皆川公美子さんが代表を務めてらっしゃる、HSPメッセンジャー講座修了者のグループページであるHSC未来ラボ～子ども部の方々にも見ていただき、

「絵がかわいくて伝えたい事がわかりやすくていいです！」

「男の方にも読み聞かせしやすい文章にしてみては？」

「子どもと一緒に見たときに、子どもがこれ絵本にしたらいいのにと言っていました。」

「子どもと一緒に読んで敏感さについて語るいい機会になりました。」

など、沢山のアドバイスや応援＆うれしい感想をいただきました。

絵本冊子を作るにあたっては、EKOU ART STUDIOさんに字入れや画像の処理などの編集・入稿代行・客観的なアドバイスもいただきました。更には、出品した絵本の公募先からもアドバイスをいただいたり。

みなさんが実際読んでくださった後のお声を参考にさせて頂き、描き直ししながら出来上がった絵本冊子になっています。